4話 リゾート ホテル

1/2
前へ
/19ページ
次へ

4話 リゾート ホテル

僕は彼女と、ドライブに出かけた。 彼女と言っても色々いて、この娘はマサミ。本命だ。 「ここを抜けるともう着くよ。凄いリゾートホテルなんだぜ」うきうき気分で僕は言った。 「前に来なかったっけ?」マサミが首を傾げてる。 え?違う娘のはずだけど? 「よく似た所があるからな。ははっ」僕は少し焦った。すると、僕の携帯が鳴った。 僕が取ろうとすると、マサミが先に取り「はい」と渡してくれた。そして「ミドリって誰?」と聞いてきた。 「えーと、ほら、母親だよ。なんだろな?」と携帯に出た。 ( ちょっと!今何処にいるのよ?映画に行く約束でしょ!) 僕は慌てて「悪い、急な用事で今日は行けないんだ。母さんごめんよ」と早口でまくし立てた。 ( 何で私がお母さんなのよ!どういう…プチッ) 携帯を切った。 「ははっ、何だよこんな時に、ねえ?」と僕は笑って誤魔化した。 「お母さん、名前で登録してるんだ」マサミは怪しい目をしている。 「名前で登録しろって、うるさいんだ。参るよな」 そんな母親いるか? 僕は切り返して「そうだ!もうすぐ誕生日だろ?好きなやつプレゼントするよ。何がいい?」と機嫌を取りにいった。 「本当に?欲しいイヤリングがあるんだ。…でも、誕生日は半年後なんだけど」マサミはまたまた、怪しい目を僕に向けて来た。そうだっけ? 「早いに越した事はないよ。ははっ」 何かヤバそう。 そして、ホテルに到着した。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加