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4話 リゾート ホテル
僕は彼女と、ドライブに出かけた。
彼女と言っても色々いて、この娘はマサミ。本命だ。
「ここを抜けるともう着くよ。凄いリゾートホテルなんだぜ」うきうき気分で僕は言った。
「前に来なかったっけ?」マサミが首を傾げてる。
え?違う娘のはずだけど?
「よく似た所があるからな。ははっ」僕は少し焦った。すると、僕の携帯が鳴った。
僕が取ろうとすると、マサミが先に取り「はい」と渡してくれた。そして「ミドリって誰?」と聞いてきた。
「えーと、ほら、母親だよ。なんだろな?」と携帯に出た。
( ちょっと!今何処にいるのよ?映画に行く約束でしょ!)
僕は慌てて「悪い、急な用事で今日は行けないんだ。母さんごめんよ」と早口でまくし立てた。
( 何で私がお母さんなのよ!どういう…プチッ) 携帯を切った。
「ははっ、何だよこんな時に、ねえ?」と僕は笑って誤魔化した。
「お母さん、名前で登録してるんだ」マサミは怪しい目をしている。
「名前で登録しろって、うるさいんだ。参るよな」
そんな母親いるか?
僕は切り返して「そうだ!もうすぐ誕生日だろ?好きなやつプレゼントするよ。何がいい?」と機嫌を取りにいった。
「本当に?欲しいイヤリングがあるんだ。…でも、誕生日は半年後なんだけど」マサミはまたまた、怪しい目を僕に向けて来た。そうだっけ?
「早いに越した事はないよ。ははっ」
何かヤバそう。
そして、ホテルに到着した。
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