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急に喉を押さえて倒れた彼の姿を見て、俺たちの酔いは一気に覚めた。
いくらか理性を取り戻した俺たちの中には、救急車を呼ぼうと携帯電話を取り出した友人もいた。
だが、所詮は高校生。
その友人は、消防と電話が繋がったことに安堵したのだろう、発言内容は要領を得なかった。
結果、いくら待っても救急車は来ず、彼の呼吸は段々と弱々しくなっていった。
数分後、全く動かなくなった彼を囲むようにして、俺たちは佇んでいた。
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