箱庭の純愛

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初めて出来た友達なの。 「拓也さんとお洒落なレストランやバーに行ったのもあたし!!ちょっとそれを話したら、何故か自分の事だと思い込んじゃってマジ有り得ないんだけど!!」 何……だろう。 視界が……だんだん霞んで来る。 カスミちゃんの声が、どんどん小さくなる。 「ついでに言うとね、課長の家に勝手に来てたのもあんた!!夜にずっと部屋見上げてるとか尋常じゃないから!!それに昨日、ドアポストから拓也さんの部屋覗いてたのもあんた!!拓也さんはあんまり大事(おおごと)にしたくないからって我慢してたけど、そろそろ警察にでも行こうかと思ってたとこだから!!」 もう……止めて。 何が何だかわかんないから。
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