春画絵師の神様

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「僕のアトリエに来いよ。今夜も泊まりにおいで」 鉄也は美晴の耳元で囁いた。 「え?そんなに毎晩外泊したら親に怒られるし」 美晴は俯いた。 人目を気にした。 「恥じらう美晴は可愛いよ。最高に、いい女だよ」 鉄也は美晴の腰に手を回した。 「解った。あとで…。だからここではちょっとやめて」 美晴は友達に見られるのを警戒した。 それに教授にもみつかりたくなかった。 あとで人から揶揄されるのが苦手だったからだ。
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