第2章 俺の願い事

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俺には、小学生の頃からずっと一緒に遊んで来た幼馴染がいた。そして、高校生の頃になって俺たちは付き合い始めた。あの頃は毎日が充実して、キラキラと輝いていた。 でも、3年前。高校の卒業式の日に俺の人生は狂わされた。 あいつは、昔からイベントが好きで、文化祭の日は朝早く起きて誰よりもはやく学校で準備をしてるようなやつだった。 卒業式の日もそうだった。早起きしたあいつは、はやく学校に行きたかったんだろう、いつもは乗らない自転車で登校したんだ。 だからあいつは、坂を下った勢いでそのまま赤信号に飛び込んで行ってしまった。
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