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「どんな気分だ?」
僕に完全に依存して
あろうことか今は鞭で叩いてくれと言う。
「気分?僕は――」
背伸びするように間近でその顔を見つめ
僕は悟った。
「僕は今――最高の気分ですよ、お兄様」
言うと首根っこをかき抱き
「ンッ……!」
息ができないくらい
激しく唇を塞いでやる。
「僕のモノだ――あなたは完全に僕のモノ」
興奮して上ずった己の声に
イヤらしいリップ音を重ねて兄の唇を凌辱した。
「和樹っ……」
「いっぱい可愛がってあげるからね、お兄様――」
僕は自分でも驚くほど
繋がれて意のままになる征司に欲情していた。
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