椿の秘密

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 シャワーに行きたい。トイレでもいい。収まりのつかないこれを抜かない事には眠れそうになかった。  庸介は自分のそれに触れた。痛いほど硬くなっている。  そうは出来ない理由があった。  椿がしっかりと庸介のTシャツを握って眠っているのだ。  夢中でキスをした。手が胸に触れそうになるたびに思い止まり、椿の髪を梳いた。  しばらくキスをしていると、椿も舌を絡めてくるようになった。呼吸も無理なく出来ているようだ。無意識だろう、椿の腕が背中に回り庸介を抱きしめる。  このまま最後までしてしまいたいと、何度も思った。  そっと唇を離した。上から椿を見つめると、閉じていた目を薄っすらと開いて、ボンヤリと庸介を見上げた。 「……大丈夫?」  濡れた口元もそのままに、潤んだ瞳で椿は頷いた。  笑顔で頷いた。
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