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目の前の少年の身体と心と、それらを生かしている命の灯にさえ、惹き付けられている。
「や……っ、深……」
怯えたように逃げを打つ芹を引き寄せて、奥を穿つ。脚を肩に担ぐと、勃ち上がったものが弾みで揺れた。
「見、ないで」
槐を受け入れている場所のことか、脚の付け根あたりで揺れているもののことか尋ねると、泣きそうな声で、どっちも、と返ってくる。
「いや……あっ、や」
「分かった、見ない」
槐は視線を引き上げ、芹の顔に目を向けた。恥ずかしくて、恥ずかしくて、そして、気持ちよくてたまらないという顔。自分にしか見せない、艶めいた表情を引き出して、独占欲を満たしている。
そもそも、同じ相手をこんなにも続けて抱いたことなどないのだと言ったら、芹はどんな顔をするのだろうか。
「槐……、あのっ」
「きついか?」
動きを止めて芹を見ると、そうではないと首を振る。長い睫毛がぱちぱちと涙を弾いた。
「すき、です……っ」
手に入れるまで百年かかった。手に入れてからも、全てを自分のものにしたくて足掻いている。
芹の短い告白に応えるように、槐は彼の額に軽く口付けを落とした。
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