第三部

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「やっぱ、良い足だなー。触った感じもよかったし。もうちょっとで舐めちゃうとこだったな。アブナイアブナイ」 涼介はニヤニヤしながら芳香の爪先の感触を思い返している。 「次、また触れる機会があるかなあ」 とりあえず、薫樹と仲良くしていれば芳香の足を堪能できるかもしれないと思い、ラインで「芳香ちゃんは無事帰宅しました^^」と報告を入れておいた。 「さて、明日からも忙しいぞ」 ウエーブのかかった前髪をさっとかき上げ、ミントの香りをその場に残し、涼介は人ごみの中に消えていった。
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