6、天変地異

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あの日、秋の夕暮れの中一人、野球部のキャッチャーを見ていたのか。理解したと同時に、モワモワと変な気持ちが湧いてきた。なんだろう、空っぽのような、空っぽが心を満たしているような。 僕はテレビを消して、もう寝てしまうことにした。次の日は珍しく遅刻しそうになった。なかなか眠れなかったのだ。もちろんお姉ちゃんも、元気がなかった。
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