第1章 始まりの街

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今は、俺を街へと送り出す送別会の真っ最中だ。 最初飯を作れと言われた時は なぜ送り出させる側の俺が…… と思っていたが、こうして上手く作ることが出来た今は強い達成感に満ち溢れている。 「達也!ほら、村長さんが表彰してくれるってよ!」 俺の昔からの親友でありライバルでもある優が、手招きをして俺を呼んでいる。 俺は恥ずかしさ半分誇り半分の気持ちで表彰台へと登った。後ろからは〝さすが達也だ!〟〝よっ人類最強!〟 〝ハンバーグ美味しかっだぞ!〟などとみんなからの声援が聞こえる。 ん?1つ変なのが混ざってなかったか? 「進藤達也殿。そなたを人類最高の位、Lv.10へ到達したことを事をここに宣言する。本当におめでとう」 パチパチパチパチパチ!
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