第二章 あなたはなぜここへ?

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それからどれくらいの間でしょうか。 私と神様とやらは長い間話を続けていた。基本的には私が今までの人生を振り返りながら、話をし、神様が相槌を打ったり、質問してきたりした。 楽しかったこと、嬉しかったこと、寂しかったこと、悲しかったこと、驚いたこと。 まるで、久し振りに会った友人と話すように時は流れた。最初は就職面接のように緊張したり、話が途切れて、はい営業終了、さよならーとか言われたらどうしようかと思っていたが、私自身楽しんでいたようだ。 おや?そろそろ時間だね。 楽しそうに聞いていた神様がふと、立ち上がった。 審判の時らしい。 とても興味深かったよ。でも、もうお帰り。 私は失格ですか? さあ?どうだろう。それは生きてみてのお楽しみさ。 私が話が違うと抗議しようとしたところで、私は目を覚ました。最初に見えたのは、白い天井を背にした、涙目の夫の顔だった。
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