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気に掛けてたらしい、東がいつまでもくすぶってるのを」
「そうだったんですか……」
上原さん、あんなに忙しそうなのに、そんなことまで気にしてくれていたなんて。
「で、一ヶ月様子見て、俺の下に東をつけようと最終的に判断したってこと」
分かったか？と言いたげな視線を寄越す西藤さん。
ああ……これで、みんなの言っていたことが全部繋がった気がする。
そう思った瞬間、私はある事に気が付いてしまった。
「西藤さん……あの、まさか、まさかですけど」
「ん？何だ」
カルボナーラをフォークでクルクルしながらこちらを見る西藤さん。
「…………知里さんって、ひょっとして」
「人って見かけよらないよなあ？」
楽しそうにニヤリと笑う西藤さんを見て、私は声にならない悲鳴を上げた。
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