美人スチュワーデスの死

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美人スチュワーデスの死

1. 「さて!」  当直のその日。私は警察署の仮眠室で起き上がると、まっ先に警察署を飛び出した。朝、七時十五分。 「おいおい、上條! 待て!」  私の事を呼び止めるのは、三十歳のバツイチ、上ケ谷俊哉巡査部長。少年のような綺麗な目。全体的に端正な顔立ち。そして短髪。百八十ある高身長のハンサム刑事だ。  今、話題の男性アイドルに似ている。 「何ですか?」  私は急いでいるのに! と言いたいのを堪えて尋ねた。 「鏡見ろ」  呆れた顔をされたので、嫌な予感がした。  仕方なく鏡を見る。 「ひゃぁ」
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