13人が本棚に入れています
本棚に追加
「意外とあるんだよ。新宿御苑とかもいいよ。桜の時期が来たら行こうよ」
「まあ、岐阜の山奥に比べたら全然だけど」
「そりゃそうでしょうー。いいなぁ。うち、両親とも東京だから、田舎なんてほとんど行った事ないの。流れ星とかいっぱい見えるんだよね?」
「うん。毎日見える」
「だよねぇ。流星群の時期だったら東京でも何個か見えるけど、なかなかタイミング合わなくて見れないんだよね。ピークが夜中だと眠くなっちゃうし」
「え。星見るためにずっと起きてんの?」
芹澤くんは明らかに『理解できない』の顔をしている。
「そうだよ。いいなぁー。私も岐阜で星見たい!」
「……いつか行けばいいじゃん」
おっ。照れてるけど、この反応は『俺といつか一緒に』って事だよね?
思わず顔がニヤける。
「お弁当食べよっか」
お弁当男子の芹澤くんは「俺も作る」と豪語し、引かないので、それならそれぞれおかずを持ち寄ろうという事に決めていた。
蓋を開ける。私は思わず目を見開き、声をあげた。
「すごい」
10月8日 今日は代々木公園でピクニック。芹澤くんのお弁当、女子力高すぎる!私も頑張らないと。
何ともフォトジェニックな芹澤くん弁当とともに、更新した。
※
11月はどこに行こう?私は今月最初のデート先を考えあぐねていた。
最初のコメントを投稿しよう!