アラミタマ② ~十七日~
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「お嬢ちゃん、名前は?」 「十文字ナノです」 よどみなく回答したナノという少女はニコリと柔和な笑みを浮かべていた。人懐っこい様子の可憐な女子高生という印象だった。 「おじさん達が何者なのか分かってるんだよな?」 「ハイ。警察の人ですよね」 「よし、分かった。カラオケだ」 「わぁい」 オレ達は奇妙な女子高生を乗せ、カラオケに向かう。何か面白い話が聞けそうだと期待を持ちながら――。
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