クシミタマ④ ~二十二日・新月~

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 冷たい世界にしてはならないと、我はこの少女の温かい思いに救われていた。  人間は美しいのだ。  このように、我ら妖怪は、いつも彼らを羨むのである。  桂男の目的が分かった。我は決戦に赴くため、その後、ナノを送ってから跳躍するのであった――。
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