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今日はキャパシティーを超えた仕事量の上、二日酔いの頭痛が酷く全く頭が回らない。
そんな私が朝から笑顔で過ごせるはずもなく、同僚で親友の羽月は怪訝な顔をして隣のデスクから私を見ていた。
「ストレスMAX……?」
「いや、大丈夫!」
一応、気をつかって短く質問をしてくれたんだろう。
この不機嫌な顔はストレスじゃないから、元気よく答えた。
「そうだよね、昨日、愛しの先輩と一夜を過ごしたんだから、そんなわけないよね」
「羽月! それを職場で言わないで!」
羽月にだけは昨日の夜、北山さんの家で過ごしたことを話した。
い話すつもりはなかったけれど、家に帰って着替える時間を逃してしまった私は昨日と同じ服装で出社することになってしまい、そんな私を発見した羽月に容赦なく問い詰められてしまったんだ。
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