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(すごい敏感なんだ…)
ほんの少し触れているだけなのに、茉莉はもう息を切らしている。
(可愛すぎるだろ…)
我慢できなくなり、深雪は茉莉へとゆっくりと指を入れて行く。
「痛くない…?」
「だいじょ、ぶ…」
深雪の肩を握る茉莉の手に、さらに力が入る。
(中、すごい濡れてる…)
深雪は茉莉の中を探る。
茉莉の中は、深雪の中指をギュっと締めてくる。
(ああ、ここに……入りたい…)
深雪ももう限界だった。制服のズボンを脱ぎ、下着も取る。
いつ何があってもいいように用意していた、ベッドの脇に隠しているゴムを出して、装着した。
(やっとこれを使う日が来たぜ…)
ベッドで裸の状態で横たわる茉莉の姿を見て、これが現実である事に深雪はホっとする。
深雪は茉莉の足を開かせた。
「えっ……」
(こんなに、足、開くの…?)
茉莉は驚いて、思わず目を開けた。
全裸の自分の足が開かれて、その間に全裸の彼がいる。
(恥ずかしい…!!)
本当にエッチしちゃうんだと、今更ながらに茉莉は思う。
もう止められないし、正直少し怖い。
そしてそれ以上に、自分ではほとんど意識した事の無かった自分の体が、思っていたよりずっと女だった事、そして深雪が自分とは全く違う男の体だった事に戸惑ってしまう。
茉莉のひざを左手で押さえ、右手は自分のものを持ち茉莉のそこへ当てた。
濡らすために、亀裂に沿ってそれを上下に動かす。
「あっ、ああんっ!」
茉莉がビクンと体を揺らす。
(クリ、すげー敏感なんだな…)
深雪はさらに自分のもので茉莉のそこを弾いた。
「やっ…、あっ…」
(ああ、もう、可愛すぎ…たまんねー…)
茉莉の入り口に、深雪は自分の先を付ける。
そこを右手で支えながら、腰で体重を茉莉へかけた。
「あっ……、ああっ!!」
先が入る。
茉莉は苦しそうに、体を引き上げて深雪から逃れようとする。
深雪の目に映るそんな茉莉の姿でさえ、深雪の興奮を高めてしまう。
(まつりと……)
少し入った自分のものと、それを受け入れている茉莉のそこ、繋がったその部分を見てしまうと、深雪は何も考えられなくなってくる。
(ああ…まつり…!)
深雪は茉莉に覆いかぶさると、ギュっと彼女を抱いた。
ゆっくりしようとか、優しくしようとか、そんな風に考えていたのに、それも一瞬で飛んだ。
(ああ、まつりの中に、やっと……)
濡れて熱い感触が、深雪のその部分を包む。
擦れるたびに、経験した事のないような快感が、腰から首へ、脳へと抜ける。
「うっ…、はあっ…、はぁっ…あっ…」
こらえきれず、深雪も声が出てしまう。
深雪の理性は完全に消えた。
「あ……、あっ…、ああっ…」
茉莉も自分に何が起きているのか、分からなくなっていた。
(痛い……痛いけど…)
その痛みが、深雪が入ってきた事によるものだという実感は無かった。
ただ抱きしめられて、ただ痛かった。
深雪にキスされる。
痛みで声をあげてしまいそうな口を、彼に塞がれる。
(みゆきくん…みゆきくん…)
茉莉は腕を彼の背中へ回し、深雪の肩をギュっと掴んだ。
「あっ…、うあぁっ…」
目を開けられなかった。
茉莉は深雪のキスを受け留めるのが精一杯だった。
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