第一章

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大丈夫かな・・ 私上手くやっていけるのだろうか・・ 前みたいにならないよね。 干支「大丈夫、小鳥ならきっとなんとかなるから」 小鳥「うん。頑張ってみる」 前みたいにみじめな思いはしたくない。 他人から嫌われたくない。 ああもう消えてなくなりたい。 干支「小鳥?」 小鳥「大丈夫。大丈夫。」 必死に隠した過去の思い出が頭に突き刺さる。 教室に入ると、少しざわついた感情がすぐに消えた。 ?「初めまして、簗沢 りいです。あなたの名前は?」 小鳥「夏 小鳥です。」 りい「小鳥ちゃんね。かわいい名前ね。」 小鳥「ありがとうございます。」 りい「ところでさ、小鳥ちゃんの趣味ってなに?」 小鳥「絵を描くことです。」 りい「そうなんだ。」 ?「わりぃ、遅れた。」 りい「遅いんだけど・・」 ?「だれ?このかわいい子は?」 小鳥「えっと・・夏 小鳥です。」 ?「小鳥ちゃんね。俺は鷹村 しろです。」 私は、そっと目を見開く、この人もいるんだね。幻の恋人・・・ りい「こいつの事は、どうでもよくて、小鳥ちゃんの絵見たいな、、」 しろ「こいつってひどいこと言うなよ。」 りい「あんたはだまってて、、」 しろ「はーい。」 りい「小鳥ちゃんはどんな絵をかいてるの?」 小鳥「えっと、風景画。」 りい「見せて、見せて」 小鳥はそっとバックからスケッチブックをとりだした。 りい「すごい!これ全部、小鳥ちゃんが描いたの?」 小鳥「まあね。」 私は少し、照れ臭かった、、人にあまり絵を見せたことがない。 小鳥「ありがと、、う」 照れ臭い言葉を隠したせいなのか、少し私は噛んでしまった。 すると、りいちゃんはその感情をフォローするように、 りい「今日、一緒に帰ろう」と言葉をかけてくれた。 私はそれに、答えるがうなずくことしかできず、ただ、ただ、放課後を待つだけだった。    
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