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赤ずきんちゃんが目を覚ました時にはおばあちゃんの家の中は酷いありさまでした。
壁には血が飛び散り、茶色になっていました。
そして床には血を流してボロボロになったオオカミだった物が血の水溜まりに転がっていました。
…時間が止まったかのように静かでした。
(もうおばあちゃんに会う事はないんだ…。)
そう思った赤ずきんちゃんの頬を涙が流れていきました。
赤ずきんちゃんは涙がかれるまで泣き続けました。
そして泣きながら赤ずきんちゃんは考えました。
(オオカミなんてこの世からいなくなってしまえばいいんだ!!)
流す涙がなくなった赤ずきんちゃんは旅仕度を始めました。
オオカミをこの世から消すために…。
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