それでも君に恋してた

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両親の凶悪なまでの歪んだ愛情に育てられた幹は愛も優しさもしらない 受け入れてもらえない意志と自尊心 理解されない諦めが生んだ無感情さ ほんと鬼みたいな奴 だけど不純な関係はそれからも続いた 「明日受験か」 受験票を手に取ったら、幹はその手を掴んで自分に寄せた 「合格したらご褒美はある?」 目を細めて笑う 「合格して当たり前な成績なのにご褒美ってなんだよ しかも特待生候補で話し上がったんだろ」
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