それでも君に恋してた

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「幹くんは歴史が苦手みたいだね」 「誰かの過去の栄光や出来事なんて知る必要ある? 意味ないよ」 「そうだね 受験にも響くほど悪い成績じゃないし、家庭教師なんて必要ないってご両親に伝えてくるよ」 「俺さ、友達とかいないんだよ 小学生まではまだ少しは残ってたけど… あの頭おかしい両親が、あなたは友達に相応しくないから友達やめてくださいって 相手の親に頭下げて金積んでさ」 「は……」 「さっき憐んだろ 可哀想だと思うなら相手してくんない? まともな話し相手いないんだよね」
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