私の声が聞こえる…

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「助けるわ!だって…あの人間は、死んではいけない人だから。」 「シュンパティア…妹だから忠告するわ…人間の本質を見極めるにはの…アナタの様な表面的な事を見てても…理解は出来ないわ…」 シュンパティアはセブティアの言葉の意味が分からなかった… 「俺は会社に復讐に来たんだ…この店舗で人が死ねば…評判が下がり、閉店に追いやられる…この一番の旗艦店舗が無くなれば、会社は潰れる!おい!今いる人数から、半分にする…生き残りたい奴は、誰でもいいから殺せ!」 ゴゴゴゴゴゴ・・・・・! 従業員7名と…客11名が…周りを見渡した… この中で生き残るのは…9名… 男逹は…懐から拳銃を出すと天井に発砲した… ガァァァ…ン・・・・・! 「キャァァァァァァーッ!」 女性客から悲鳴が発せられた…! 近くに居た男性店員が…ハサミを掴むと、客に襲いかかった…! ザクッ……! 「えっ…な…何で…」 男性客は首筋に刺さったハサミを抜くと… 鮮血が噴き出した… ブッシュゥゥ・・・・・! ゴゴゴゴゴゴ・・・・・! 生き残りを賭けた…殺し合いが始まった… 宮城 亜里砂は…震えていた… 刺された男性客は…虫の息で、首から血を噴き出していた… 「あっ…うっ…助け…て…下さい…」 サングラスの男が言った… 「まだ人数は減ってないぞ…」 男が…ニヤリと呟くと… ハサミを刺した男は…もう一度虫の息の男の頭に、抜いたハサミを刺した… ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・! 「もう…いやぁぁ…」 女性客が、呟くと男は亜里砂を見て言った… 「やれ…あの女を…やらなければ、お前を殺す…」 亜里砂は首を横に振りながら…恐怖におののいていた… シュンパティアが、また動いた… 「もう我慢出来ない…助けるわ…」
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