86人が本棚に入れています
本棚に追加
・・・・・・・・
「やっぱそうだよね。」
マコトは呟いた。
剣術、体術より魔法を得意としている国王なら、はなっから魔法を使って来ると思った。
風の魔法を発動するのが一瞬でも遅かったら、いまごろ焼き豚になっていたかもしれない。ってのは、関西人お得意の自虐ネタだ。
こちらに じりじりと迫り来る炎を風の魔法で精一杯食い止める。
さて、どうするか。
額からは汗がしたたる。
炎の勢いは徐々に増していく。
こちらがどこまで風の魔法で耐える事ができるのか試している様だ。
この鬩ぎ合いは気を抜いた方が確実に死ぬ。
最初のコメントを投稿しよう!