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昼食を終えた後、再び写真を撮るためにしばらく歩き回った。
レナは午前中に比べてユウとあまり目を合わせずに、口数も少なく、ひたすら写真を撮り続ける。
そんなレナによそよそしさを感じながらも、ユウは撮影の邪魔をしないように、少し離れた場所で写真を撮るレナを見ていた。
すっかり日が傾き空が夕焼けに染まる頃、二人は高台に登った。
レナは夕陽に照らされた高台の下に広がる街並みにカメラを向けてファインダーを覗く。
ユウは、夕陽に照らされながらシャッターを切るレナを、愛しそうに見つめていた。
(写真を撮ってる時のレナ、ホントにキレイだな……。かなり強引についてきたけど、一緒に来て良かった……)
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