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ユウに声を掛けられ目覚めたレナは、ユウの肩にもたれて眠ってしまったことに気付くと慌てて身を起こした。
(いつの間にかユウの肩にもたれて眠っちゃったんだ……)
「大丈夫?」
ユウが優しい目でレナの顔を覗き込んだ。
レナは慌てて顔をそむけ、髪を整えるふりをして手で顔を隠した。
「うん、大丈夫……」
(恥ずかしい……寝顔見られた……!)
子どもの頃は平気で一緒に寝ていたけれど、大人になった今は一緒に寝るどころか、寝顔や寝起きの顔を見られるだけでも恥ずかしい。
昔もこんな風に、ユウに対して恥ずかしいと思ったことはあっただろうか?
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