1199人が本棚に入れています
本棚に追加
二人がそれぞれ2杯目を飲み終える頃、レナのスマホが鳴った。
「あっ、事務所からだ……。ちょっといい?」
「うん。いいよ」
レナがスマホを手にバーの外へ出ると、ユウはもう一杯ビールをオーダーし、タバコに火をつける。
(謝るタイミングが見つからない……。それともこのままでいた方がいいのかな?このままでオレ、レナに好きだって言ってもいいのかな?)
ユウがうつむきながら、なかなか話が切り出せないことを悩んでいると、すぐそばに人が立つ気配を感じた。
レナが戻って来たのだと思いユウが顔を上げると、そこにはレナではなく別の女の子が笑って立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!