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さっきまで笑みを浮かべてすぐ隣にいたレナが、ユウを振り返る事もせずにバーを出て行った。
別れ際のレナの冷たい表情が目に焼き付いて離れない。
やっと笑ってくれたと思ったのに、ほんの少し近づけたと思ったのに、前よりも嫌われてさらにレナが遠くなってしまった気がする。
ユウはアヤをなだめてなんとか引き剥がし、泣きたくなるほどの情けない気持ちでいっぱいになりながら、トボトボとバーを後にした。
(本当に何やってんだ……。マジで最悪、最低な男だ、オレ……。こんなんでレナに好きだなんて言えないよ……)
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