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「えっ?!」
途端に慌てて手に持っていた譜面をバラ撒くユウを見て、シンヤは意地悪そうに笑った。
「ユウ、わかりやすすぎ」
「いや……付き合ってるとか、そういうんじゃないよ。うちとレナん家がマンションの隣同士で、母親同士も仲いいから物心つく頃にはいつも一緒で、そのまま大きくなったって感じかな」
ユウはしどろもどろになりながら、言い訳をするように答える。
「幼なじみってやつ?」
「まぁ……」
ユウが曖昧に言葉を濁すと、シンヤは真剣な表情でユウをまっすぐに見た。
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