遠い日の二人①─高2・春 おかしな四角関係─

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「オレにとっては、レナは特別大切だから。オレはこれからもずっと……レナを守る」 真剣に答えたユウを見て、シンヤが大声で笑った。 「なんだよ、シンちゃん……。オレまじめに話してんじゃん」 ユウが少し赤い顔をしてシンヤを睨む。 「ごめんごめん、イヤ、悪かった。今の冗談だから」 「ええっ?!」 「いやー、ユウの気持ちが聞きたかっただけなんだけどさ。そりゃあレナちゃんはホントにかわいいけど、オマエら二人見てたら付け入る隙もないわ」 「え?!え?!」 シンヤはうろたえるユウの肩を叩いた。
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