遠い日の二人②―高2・夏 君への想い―

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人当たりが良くいつもニコニコしていて、誰からも好かれていた印象がある。 「水野くん、写真部に入るの?」 「ハイ。よろしくお願いします」 「こちらこそ……よろしくね」 それから倉沢がやって来て水野をみんなに紹介した後、夏休みの撮影旅行についてのミーティングが始まった。 旅行の日程などが書かれたプリントが配られ、部員たちはウキウキした様子で楽しげに相談をしている。 倉沢の実家が海辺の町で営む民宿に1泊して、海で遊んだり周辺の撮影をしたりするらしい。
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