第2章 殺しの掟

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第2章 殺しの掟

明希は日向を、陽と会う場所に連れて行った。 陽と言うのは、殺しの請負をし、明希のようなスナイパーに、仕事を告げる人間だ。 「あれ?明希さん、その子は?」 「現場にいた子よ。そのままには、しておけないでしょ。」 明希は、階段の踊り場で、日向を寝せた。 「意外だな。明希さんは、さっさと始末するような人だと思っていたのに。」 陽は、見た目まだ高校生のような若い男の子だ。 なぜ、殺しの請負をしているのか、誰も知らない。 人から聞いた話では、金持ちのお坊ちゃまだそうだが、どこに住んでいるのか、年齢はいくつなのか、全く謎だ。 「ところで、お金は?」 「はいはい。今回は、こんなものです。」
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