第1章 殺しの現場

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「ねえ、日向。ちょっとだけ、お姉ちゃんと遊ぼうか。」 「いいよ。」 日向は、笑顔で明希の元へやってきた。 「何して遊ぶ?」 ワクワクしている日向に、明希はニコッと笑った。 「鬼ごっこしようか。」 「鬼ごっこ?うん!」 「お姉ちゃんが鬼で、日向が逃げるんだよ。」 「分かった!」 そう言うと日向は、楽しそうに明希から、逃げて行く。 「早くお姉ちゃん!」 日向が手を振った時だ。 明希は、何かの為にと忍ばせておいた、小型の銃を構えた。 構えて、銃口を日向に合わせる。 すると日向は、くるっと明希の方を向いた。 「えっ……」 明希が目を銃口から背けると、日向は冷静にこう告げた。
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