ぼくにはなんの「依り代(よりしろ)」もありません

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ぼくにはなんの「依り代(よりしろ)」もありません

ぼくには、 なんの「依り代(よりしろ)」も、 ありません。 そこが、『モッキング・バード』の勢力と、 ぼく、矢崎潮(やざき うしお)の、 ちがいです。 「支えとなってくれた」のは、『創造士』の、『ライダー先生』です。 おそらく、もう、『モッキング・バード』よりも、 『ライダー先生』のほうが、 「格上」だと思います。 いま、『モッキング・バード』がいる場所に、『ライダー先生』のミニバンで、向かっています。 『ライダー先生』の、『モッキング・バード』に対する「憎しみ」を、 『新しい時代の流れを巻き起こす力』に、「変換する」のです。 『ライダー先生』は、あの油そば専門店での乱闘のあとで、ぼくに、鎮静剤を与えてくれました。 「これで、『新しい時代の流れを巻き起こす力』を、温存できるはずだ」 あたたかい声で、『先生』は、おっしゃいました。 ぼくは、「ぶち込み」ます。 真正面から、『モッキング・バード』に「特攻まし(ぶちかまし)」をかけて、 ヤツを、『モッキング・バード』を「轢き殺した」あとで、 『アトム』の「居場所」をさがして、 それで、 それで、 それ……で……、
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