第一部 蓮華伝

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 その永い旅路の果てに──ついに、蓮華は龍神様のいる不動の国へと、たどり着き、そこで龍神様と相見えることになったのです。    蓮華は膝ま付き、龍神様に積年の願いを懇願します。   「どうか、華の世のため、貴方様の持つ【如意宝珠】を授けては頂けないでしょうか。華の世はこのままでは衰退し、枯れてしまうのです」  その懇願に龍神様がお告げになりました。
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