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「…湊、さん?」 そこにいたのは湊さんだった。 「っ…か、帰るぞ」 「え!?嘘!帰っちゃうの!?」 「やだやだあ~!もっといてよぉ…」 媚びるような女の声に、腹立ったように湊さんが言った。 「黙れ」 こいつらには出せないような低く、色っぽい声に全員が固まった。 そこで俺は意識をなくしてしまった。 かすかに、爽やかな匂いと、布の感触が俺を襲った。
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