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「んん…?」
ちょっとした違和感に、目を醒ます。
ああ、枕が違うのか?
そっと目を醒ましてみる。
そこには。
「湊さん…?」
「起きたか。水飲むか?」
ワイシャツにネクタイ、ズボンというラフな格好をした湊さんが立っていた。
「どこですか、ここ…」
「俺ん家」
さらっと言った言葉に流されそうになったが、とどまる。
俺ん家?
おれんち?
…えええ!?
「え、ここ…湊さんの家ですか!?」
「そうだ。お前の家どこか知らないし。同性だからいいだろ」
いやいや…先輩の家に泊まるとか…同性とか…心広いなー、この人。
でも、泊まるわけにはいかない。
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