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「…皆さんはじめまして!営業部へようこそー!」 俺がいるのは営業部。見た目がいい奴が配属…されんのかどうかは知らない。でも、まあまあ顔が整った奴も多い方であろう。 新入社員の中で、特に顔が整っているのは、右から3番目にいる、彼。確か、名前は影月 翔真。 髪の色は若干茶髪。顔は申し分がない程に整っており、少し丸みのある目は、彼の優しそうな雰囲気を引き立てているようだ。 …俺も、あいつみたいな顔になっていれば良かったのに…。 結構後ろの方に俺は立っているので、あいつから俺は見えないだろう。 そう思い、あの男を観察させてもらっていた。 すると、急に声がかけられた。 「そうだなー、誰かひとり…黒川くん!!」 え、何!? 皆の目線が俺に向く。 どうやら新入社員から俺の姿は見えないらしく、誰?と顔を覗かせていた。 「君は営業部イチイケメンなんだ、代表で挨拶してくれ!」 はあ?めんど… ほっとくとうるさいし、仕方なく前に立つ。
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