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「えっと……。じゃあ、炭火焼き&パスタのお店はどうですか?お肉もパスタも美味しくて、えっと大人の人はオシャレなお酒とかも楽しめるみたいです!!」
「いいわね!案内してもらえるかしら?あと、取材が終わったらあなたのおうちにもお邪魔させて!実は私、ラーメン大好きなの!」
「はい!!ぜひっ!!あっ!わたし、松園ちいかっていいます。おうちは、松園軒っていうラーメン屋さんです!!」
「ちいかちゃんね!案内よろしくね!!」
綺羅星さんを炭火焼き&パスタのお店に案内したあと、またあとでラーメン屋で会う約束をして、別れたんだ。
わたしはお父さんが待ってるから急がなくちゃ!月刊グルメの人がラーメン食べに来るってはやくお父さんに伝えたいな!!ってニコニコしながら、ラーメン屋に向かって、歩くというより、もうほとんどスキップしちゃってた!
あっ!いけない!
あんまりにもご機嫌すぎて、お使いを忘れるところだった……。
お肉屋さんでいつもコロッケを買って、お父さんとわたしのおやつにしてるんだ!
「おばちゃーん!コロッケ2つくださーい!」
お肉屋さんのカウンターでいつものようにお願いしあんだけど、あれ?おばちゃんがいない???
「ごめんよう、おばちゃん寝込んじゃってさぁ、コロッケはおばちゃんしか作れないからよぅ。すまんねぇ。」
お肉屋のおじちゃんが出てきて、そう教えてくれた。
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