ラーメン屋の一人娘のわたしが魔法少女になりました！

ちいかとまずまず団

「ああ、俺は大丈夫だ、だがもう、ラーメンはダメだ……。俺はもう、ラーメンを作れねぇ……。」

「どういうこと？」

常連のおじさんが言う
「お父さんはね、まずまず団のオーラのせいで美味しいご飯が作れなくなったんだよ……。最近休業しているお店もおんなじだ、まずまず団のせいで、美味しい料理が作れなくなって、それでお休みしているんだよ……」

「おじさんなにか知ってるの？！カレー屋さんも？お肉屋さんのおばちゃんも？？？」

「ちいか、あのおじさんはな、商店街の会長さんだ。商店街のことは何でも知ってるんだ……。今日も気をつけるようにと回覧板を持ってきてくれたところだったんだ……。」
お父さんがおしえてくれた。

「すまない、もう少しはやく、お店のひとたちに色々と伝えられていれば……」
商店街の会長さんは言う。そしてお客さんに向かって
「すみませんねぇ、まずまず団が出てしまったもので、ラーメン屋もしばらくお休みします。まずまず団の対策会議を開きますので、商店街の関係者のかたにはまた連絡しますので。お客さんたちも怖い思いさせて申し訳ない。平和な商店街目指して頑張ります！！」

「おー！！まずまず団に負けるな～！」
「店長！！また美味しいラーメン作ってね！！」