606人が本棚に入れています
本棚に追加
「秋鹿、どうしたんだ、そんなに、目をきらきらさせて」
電話の間中、ずっと秋鹿の肩に乗っていた銀河が云う。
「銀河、すごいよ!」
秋鹿は思わず銀河を抱きしめた。
「どうした、秋鹿。そんなに興奮して」
銀河は吃驚して手脚をばたつかせる。
「ごめん、苦しかったね」
秋鹿はあわてて腕を放す。
「でも、すごいことが起こったんだ。母さんと、おばあちゃんと、一緒に、お正月を過ごせるかも識れない」
「二人は仲良くなったのか?」
「判らない。でも、良い方に変わってきたみたい」
最初のコメントを投稿しよう!