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「よお、アキ」 「ソウ君、いらっしゃい」  秋鹿はカウンターを出て、すぐに久坂の元へ行った。 「まあ、久坂君。こんにちは」  ハルが挨拶をすると、久坂も頭を下げて挨拶を返した。 「ごめんな、忙しい時に」  久坂は店内を見、すまなそうに云う。秋鹿はかぶりを振った。 「ううん、そんなこと」  久坂の後ろから男の人が顔を覗かせる。 「うちの父さん」久坂が紹介する。 「こ、こんにちは」  秋鹿は吃驚(びっくり)して頭を下げる。なるほど、久坂と顔が良く似ている。 「こんにちは。君がアキ君? いつも創と仲良くしてくれてありがとう」  笑った顔も、そっくりだった。
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