見ちゃいけない

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 街をパトロールしていると、キャーキャー言われる。  最初は気分良かったけどもう飽きた。 「レッド握手して~!」 「サインください」  女の子が握手を求め子供がサインをねだる。  芸能人みたいだなと。  正直、疲れていた。テレビ見てて思うことは、芸能人って大変じゃないかと。  プライバシーだってあるのに注目浴びてカメラを通して全国に放送され。  芸能人の人も大変だよなー。  つくづくそう思う。  そんなこんなでパトロールするが。  警察はなにしてんだ?  こっちも税金払ってるし。いや、税金から給与もらってるか。  だいたい、悪の組織いたとして警察が検挙してくれないと困る。  だからオレは戦隊でレッドさせられてるわけだし。 「う……」  レッドは腹を押さえた。 「どうしたのレッド?」 「……なんでもない」  ピンクに答えた。  女の子に言えない。トイレにいきたいって。  そうしながらレッドたちはパトロールを続けた。  通信が入る。 「コマンダーだ。みんなの近くに怪人の反応があった。警戒してくれ」 「了解」
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