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「要件を言うとね。
君に3ヶ月後にCDデビューするCROWN LOVERのマネージャーをやってもらいたいんだよ。」
「へっ?」
思わず変な声が漏れてしまった。
え。なんで????
「さっきの面接、CROWN LOVERのメンバーがやってたでしょ?そこでみんなが君がいいってきかないんだよね。理由はよくわかんないけど、多分直感的に?お願いできないかな?」
まじか。メンバーが?私を?選んだぁ?!
今まで何かに私がいいと選ばれたことがなかったから嬉しくて迷わず
「わかりました。頑張ります。よろしくお願いします。」
言っちゃった。
「CDデビューが10月で君が卒業するのがまださらに半年先だよね。でも卒業と同時にっていうと忙しくてこっちも教えるの大変になっちゃうから9月からバイトとして付き人みたいな形で仕事覚えてもらえるとと嬉しいかな。もちろんそれなりのバイト代は出すよ。」
ね…願ったり叶ったり。
魅力的すぎる。
「わかりました。もう卒業までの単位は取れているのであと卒業論文だけなのですが、研修までの2ヶ月で仕上げて来ます。なので毎日でもかまいません。よろしくお願いします。」
他に受かる気がしないしこの船は乗るしかない。
この判断が人生を大きく変えてしまうなんて、その時の私はまだ知らなかった
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