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さて、俺も入ろうと思い、入ろうとしたら中二の
男子部員、渋川 桜華が、部長さんと声をかけてきた。
「俺はもう部長じゃないよ。渋川くん」
「あ…そうでした。すいません
それより三人揃って遊びに来るなんて珍しいなって思って…なにかあったんですか?」
そう、ちょっと心配そうに聞いてきた。
笑いながらそう心配するような事じゃないさと答え、言葉を続ける。
「渋川くんは…そうだな…この学校の発表祭来たことある?生物部の」
そう問うと、もちろんです!と力強く答えた。
なんとなく、くすぐったいようなそんな気持ちになる。
その後少しの間をあけて渋川くんの顔がなんとなく輝いてきていることに気づく。
どうしたのかと声をかける前に、渋川くんから言葉を発せられる。
「…まさか!部誌ですか!ついに出来たんですか!?」
「うん。そうだよ、卯月が頑張ってくれたおかげだよ
今日はみんなに配りに来たんだ」
そう言うとやったー!と言い、いかにも嬉しそうな表情をする。
純粋に部活を楽しんでもらえてるような気がしてなんとなく微笑ましくその姿を眺めた。
「…そういう事で、まだ部員揃ってないようだし、中でまだ来てない子を待ちつつみんなで少し話そうか
…宥めなくてはならないような同期もいることだしね」
「ふふ、そうですね。僕、部長さんに話したいことたくさんあるんですよー」
その言葉を聞いて嬉しくなり、微笑みつつそっか、それは嬉しいよと返し、部屋に踏み込もうとすると、唐突に後ろから腰に衝撃を感じた
それから間髪入れず、
「部長ーーー!!!!!」
と、声が聞こえた。
「ええと、何があったの?元山 風莉ちゃん
…とりあえず、中で話そうか?」
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