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別に放課後は空いているし、なんとなく俺はこの笑顔には弱いようで、断れない。
その問にとりあえず頷く。
それを見た三村は、嬉しそうによっしゃー!と教室中に響き渡るような声で叫んだ。
それをたしなめようとした瞬間、予鈴が鳴った。
予鈴を聞いた三村はちょっと嫌そうな顔をした後、いつもの表情に戻り、こちらを見た。
「んじゃっ、また後でー!それではーさいならぁー!」
それだけいうとドアに突進していった。
毎度ながら嵐のような奴だなぁと思う。
背中を見つつ、転ぶなよとだけ一言注意し次コマの支度をする。
嗚呼、でも午後の授業にはあまり集中出来なさそうだ。
久々にあの場所に行く、そんな予定ができてしまったのだから。
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