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「なあ、太郎……『やがて、揺れそうになる腰や必死に声を殺す姿を嘲笑うかのように相手の凶悪なブツが、急に指を抜かれてヒクヒクする穴に突っ込まれ』るんだろ?
『初めてなのにガン掘りされまくって前立腺責めも結腸責めも味わいつくしの雌イキまでさせられて、悔しいけど感じちゃう』んだよな。もちろん俺と、男と男の真剣勝負……してくれるんだろ?」
耳元で囁きながら互いのモノを握りあう形に誘導してやる。
きっと自分が勝つ姿を想像したんだろう、太郎がゴクリと唾を飲み込んだ。
「わ、分かった。その勝負、正々堂々受けて立ってやる。絶対に負けねーぞ弘毅!」
「……ああ、俺も負けてやらねぇよ」
「嘘つきぃ、ひあアッ、や……弘毅の、卑怯者ぉ」
「別に嘘は言ってないだろ『先にイった方が負け』ってだけで、何回イかせようがそのために口を使おうが相手の後ろを弄ろうが、ルール違反にはなんねぇよ。だって俺聞いてねーし」
「そ、んなの……ひぃん、ア、あうっ、ずるいぃ」
勝負は俺の圧勝だった。
それはもう当然というか呆れるほどの。
開始直後に手でイかされ、口でイき、指で中を弄られてイった太郎。
腰は揺れまくりだし声も全然殺せてない。
俺の指三本をギュウギュウに締め付けてはいるが、中は既にトロットロだ。きっと今抜いたらヒクヒクする穴も見れるだろう。
だけど。
「まあでも、お前がそう言うなら俺は卑怯者でいいわ。んで、この勝負も無かったことにするか」
「はえ? あひいぃいいんっ!?」
軽く指を曲げ、中を引っ掻くように一気に抜いてやる。
「先にイったのは太郎だからお前の勝ちはない。けど俺も勝ったことにならないんじゃ結局引き分けだろ。だからこの勝負はこれでお終い。じゃあな、お疲れさん」
「ぁ……や、待って、弘毅やだっ、俺……俺ぇッ」
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