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とにかく安心しきって熟睡する、見た目不良の弘毅を見たら、脳が勝手に決めたというか。
こいつばかりが突っ込んでてズルイ。
俺も気持ち良くなりたい。
『平凡×不良』?
いいね!
BL的にありだよね、うん。
バリタチの不良くんが、自分より体格の小さい平凡(俺)に無理やり襲われて淫乱Mネコに目覚めちゃったりとか……たぎる。
そう思ったのだ。
まあ理由なんかどうでも良い。
ふふふ、ついに俺の筆下ろしが実現する。
今まで相手を鳴かせてきたタチの弘毅くんが、この俺の最終兵器とそのスーパーテクに翻弄され、あられもない声と姿をさらすのだ!
そうと決まれば時は金なり、善は急げ、急がば回れ。……ん?
とりあえずその辺に脱ぎ捨ててあった弘毅のネクタイで腕を縛らないと。
足は俺のネクタイを使うか、勿体無いがまあ仕方あるまい。
ふふ、ふははっ、わはは。
やったぞ俺は人生に勝ったー!
………………筈だった。
***
「アッ、アッ……ん! ヤ、だ……も、ひぃっ……んぁ、無理ぃい!」
「は、何言ってんだ、よ。『無理やり襲われて淫乱Mネコに目覚めちゃったり、俺の最終兵器とそのスーパーテクに翻弄され、あられもない声と姿をさらす』んだろ? くっ……オラ、もっとしっかり腰振れよ、太郎」
「ひゃうっ……あ、あァアーーッ!」
何でこうなったのか。
弘毅に突っ込む筈だった俺の息子は、さっきからダラダラとお漏らし状態。
仰向けに寝転がる弘毅の上に跨がって、俺のとは比較にならないレベルの『最終兵器』をくわえこまされている。
……俺の、お尻の穴ん中に。
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