第1話 前置きです !

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「失敗したらどうするのですか、大島様?」 「いやいや、大丈夫ですよ。必ず成功しますから」 「本当ですか?」 「はっ、はい、必ずです……」 まあ、こんな感じでね、銀行の担当の人が、強く述べてくるのだよ。 だから先程も述べた通りに、出来るだけ良い場所を探してもらったんだ。 近くに商店街、学校、駅にバス停にと、ありとあらゆる場所を探してもらった。 するとね、あったのだよ。 ここなら、良いかなぁ? と、思う場所が? だから銀行の担当者の人に物件を見せた「ここならどうですか?」と…… その上さ、店舗がうまくいかない場合は、銀行に貸店舗にするからと、条件までも入れたのだ。 ふぅ…… するとね、銀行の担当者の人から「う~ん、これなら、融資を検討しましょう」と、良い返事がもらえたんだよ。だから本当に嬉しくて…… でもまあ、その代わり、やはり両親を保証人につけろと、述べてきたけどね。 まあ、仕方がないから。慌てて電話を入れたよ。スマートフォンで……二人がきたら、直ぐに土下座をしてお願いしたよ。必ず払うし、迷惑も絶対に掛けないから。 僕の住宅ローンの保証人になって欲しいと、お願いをしたのだ。 ふう……さてさて、どうなるのかな?
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